第4回日本頭蓋健診治療研究会・学術集会
2021年11月6日 15:30-18:00(オンライン)
「胎児期から始まる頭蓋変形」
大会長 聖路加国際病院小児科医長 草川 功
新型コロナウイルス感染による数多くの重症患者をもたらした第5波もようやく収まり、少しだけ先が見えてきたような気がします。この冬を皆様とともに何とか無事に乗り越えることができることを切に願っています。さて、新型コロナウイルス感染拡大の最中に第1回が開催された『頭蓋健診治療研究会』は、今回で第4回を迎えます。数多くの皆様に関心を寄せていただき有り難うございます。今回のテーマは“胎児期から始まる頭蓋変形“といたしました。児の頭蓋は、出生前からどのようにして変化するのか?産婦人科の水主川純先生、理学療法士の内尾優先生にご講演をいただき、皆様と一緒に位置性頭蓋変形について勉強できればと思っています。次に、現在、研究会では位置性頭蓋変形の知識の整理として、ハンドブックを作成していますが、その内容の一部をヘルメット治療の第一人者である女子医大脳神経外科の藍原康雄先生に紹介していただきます。最後に、実際に位置性頭蓋変形に対してヘルメット治療を行っているご家族に、治療に至るまでの経緯、治療開始後の状況などをお話しいただき、皆さんで実際の臨床現場の様子を共有できればと思います。皆様とともに、この研究会を通して頭蓋変形に関する知見を深め、適切な時に適切な対応ができるような頭蓋健診システム構築に向けて進みたいと思っています。
プログラム詳細
- 「胎向と出生後の向き癖」
水主川純先生 東京女子医科大学産婦人科准教授 - 「早産児に関する頭蓋変形」
内尾 優先生 東京医療学院大学 保健医療学部リハビリテーション学科 助教 - 「頭蓋健診ハンドブックのご紹介」
藍原康雄先生 東京女子医科大学小児脳神経外科准教授 - 「頭蓋健診と頭蓋治療の経験談」
患児親御様 治療を経験中の患児の親御様